’銀 河 英 雄 伝 説’はマジ凄い物語 (2)
どーも 、トールです。
今回も引き続き銀河英雄伝説について語ります。
すごく良く考え抜かれた人間関係も、
この物語の魅力の1つです。
この物語には、いわゆる悪者はいません。(悪い人はたくさんいますが…)
敵対関係にある銀河帝国と自由惑星同盟、双方ともそれぞれに
主張があり、葛藤があり、友情があり、成功・挫折を繰り返しながら、
ラインハルトは銀河統一にむけて突き進み、ヤンは民主主義を
絶やさぬよう翻弄する。2人ともお互いを認めつつ(後にラインハルトはヤンを
自分の下に誘います)常勝を繰り返す…友の為にも、そうし続けるしかなかった。
やがて、ラインハルトは銀河統一を果たし、ヤンは(殺されてしまうが)
後継者のユリアン・ミンツによってイゼルローン要塞で
自由を勝ち取ります。(イゼルローン共和国)
ラインハルトには大切な友がいました。ジークフリード・
キルヒアイス。ラインハルトをかばって死にました。でも、堕落した
銀河帝国の中でラインハルトのもとに集まった精鋭達が支え、統一を
勝ち得ました。
腐敗した自由惑星同盟の中で、ヤンにも精鋭達が集まります。皆、ヤンの考え
に同調して。(というか楽しそうだから…)
もう1つの魅力が戦闘シーンです。
こちらも非常によく考え抜かれてます。
先に触れたイゼルローン要塞。2つの陣営の間に唯一航行可能な2つの回廊、
フェザーン回廊とイゼルローン回廊。銀河帝国が建造し難攻不落と
呼ばれたイゼルローン要塞の名がそのまま回廊の名となりました。
そのイゼルローン回廊で幾度となく艦隊戦が繰り返されます。
ですが、その難攻不落のイゼルローン要塞を、ヤンが奇策を持って
いとも簡単に占領し、後に我が家とします。
私が個人的に1番興味をそそられたのは、自由惑星同盟の首都星ハイネセンに
展開されてる自動防衛システム「アルテミスの首飾り」をヤンが、
相対性理論を使い氷の塊で撃破するシーン。
さらにイゼルローン回廊に、銀河帝国からガイエスブルグ要塞を運び、
要塞同士で戦闘するシーンで、それぞれ要塞砲を打ち続けるなか、
要塞を近づけさせ引力による満ち潮を起こし、流体金属に包まれた要塞に
厚みを持たせ防御する場面。
最初見た時、あまりの衝撃に口が開き続けてしまいました。(汗)
さらに、歴史・政治の考え方も
この物語の魅力の1つです。
専制(独裁)政治と民主主義。
独裁政治は時に暴君を生み、民主主義は権力闘争を繰り返します。
独裁政治の皇帝となるラインハルトは良君でありドラスティックに改革を
進められ、スムーズに、かつ思いどおりに政治は進むが、その後継者が果たして
良い君主となり続けるか…。
一方、民主主義は自由な政治体制です。自由であるがゆえに欲望のまま権力を
握るものが現れます。それがたとえ銀河帝国の権力闘争に敗れた亡命者であろうとも。
移民者を拒まない、人民の開放が民主主義の理念としてます。
ヤンは独裁政治より民主主義がベスト…というよりベターだから、
抑圧されようとも守り続けます。
現在の私たちの世界同様、未来永劫に歴史は繰り返されるのです。
映像(アニメ)では4部構成になっています。
1部は、どちらかといえばドラマのような仕上がりになっており、
2部・3部は、その要素を少なくし、忠実な仕上がりをしており、
4部は、忠実すぎて膨大なストーリーを余す事無く表現しております。
本来は3部構成で完結させるつもりが、あまりにも要望が強かったため
4部を作り、最後まで話を完結させたようですが、
4部の内容があまりにも膨大で、ナレーションに頼り切るストーリー展開に
なってしまったことが残念でなりません。
以上、2回に分けてものすごく簡単に銀河英雄伝説を語りました。
では、また!
〔追記〕私の知らない、楽しいものがあったら、
ぜひ教えてください!
また、この場で色々語り合いたいです!
感想などください!
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